ゴールデンウイークも終わり、日常生活が始まるこの時期に、よく耳にする「5月病」ですが、一体どんなものなのでしょうか?
5月病とは?
もともと医学的には「5月病」という病名はありません。長期間症状が続く事で「適応障害」や「うつ病」と診断されます。5月病は一過性の症状ですが、環境の変化に伴う心身の疲れやストレスにより、身体が順応できなくなることで症状が現れます。
5月病の症状は?
下記の症状が多く当てはまる方は5月病かもしれません。
・疲労感
・食欲がない
・イライラする
・動悸やめまいがある
・意欲がわかない、無気力
・焦りや不安感を感じる
・眠れない、起きられないなどの睡眠障害
・化粧や寝ぐせなどの身だしなみを気にしなくなった
・学校や会社へ行きたくなくなる
・周りのことへの興味・関心がなくなる
・人とのかかわりが億劫
5月病にならないために食事で予防しよう
①ストレス対策の抗酸化食品
様々な栄養素を含む食品の中でも、特に「抗酸化作用」のある食材を意識して摂りましょう!
カボチャ・にんじん・パプリカ・トマト・ブロッコリーなどの緑黄色野菜
ネギ・春菊・ニラ・大葉などの香味野菜
わかめ・昆布・のりなどの海藻類
キウイフルーツ・リンゴ・いちご・柑橘類などのフルーツ
②幸せホルモン「セロトニン」を促す
セロトニンは神経伝達物質であり、精神を安定させる働きがあります。この脳内物質の分泌を促すしために、下記の栄養素を意識的に摂りましょう!
・トリプトファン
必須アミノ酸の一種で、精神安定や睡眠を促しストレスを緩和する働きがあります。赤身肉や魚類、高野豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、卵、ナッツ類に多く含まれます。
・ビタミンB6
免疫力の強化やアミノ酸の代謝、神経を安定させる働きがあります。牛・鶏レバー、カツオ・マグロ・サケなどの魚、さつまいも、にんにく、くるみなどに豊富です。
・マグネシウム
マグネシウムは「ミネラルの王様」とも呼ばれるミネラルです。神経や精神を鎮静させる働きがあります。納豆などの大豆製品、海藻類、玄米、干しエビ、ひじきに多く含まれます。
・ナイアシン
ビタミンB群の一種で、栄養学において「精神科医」のような役割があります。極度の不足では、幻覚・妄想などを引き起こします。サバ・カツオ・マグロなどの魚類、レバー、卵、アボカド、プルーンなどに多く含まれます。
これらは意識して摂りたい栄養素ですが、何事もバランス良く摂り入れる事が大切です。普段の食事で「炭水化物だけ」などの偏った食事ではなく、主食・主菜・副菜・汁物とバランスの良い食事を心掛けましょう。
そして深呼吸や太陽の光を浴びたり、親しい友人や家族とのコミュニケーション、趣味などで息抜きをする時間もとても大切です。肩の力を抜いてリラックスする時間を作りましょう♪