症例報告

2024.06.27更新

 

年齢  :30代
性別  :女
基礎疾患:鬱病・自律神経失調症
通院歴 :2年
内服薬 :ジェイゾロフト・アモキサン・アルプラゾラム
主な症状:冷え性・便秘症・肩こり
     心配性・不安感・疲労感・イライラ
     過呼吸・頭痛・月経トラブル

 めまい


-来院当初-
当院に来るまで10年ほど服薬しており、減薬をしては調子を崩し、増薬を繰り返していた。
常に漠然とした不安や心配を感じ、ささいなことでイライラを感じやすく、家族とぶつかることも多かった。
また、日中は常に倦怠感が抜けず、夜は怖い夢を見て2・3回ほど目覚める日がずっと続いていた。その他、冷え性や肩こり、頭痛や月経トラブルも診られた。
採血と毛髪検査を実施し、自律神経、エネルギー代謝、内臓機能、血糖値、腸内環境、栄養素の過不足(ビタミンやミネラル、脂質バランス等)のチェックをした。
その結果から、細胞膜栄養療法に則り、細胞膜の強化を図り、消化吸収能力を上げるために食事内容の見直しや不足している栄養素の補完を行った。

 

 

-経過-
来院1か月~3か月
初診時に、細胞膜の機能維持に必要な脂質、腸内のカンジダ菌除去のためのハーブや消化を助けるための消化酵素などを処方。
徐々に日中の倦怠感が軽減され、夜に怖い夢を見て起きることがなくなった。
総合的な体の状態を判断し、脳のストレスを軽減する栄養素を補完しながら、内服薬の3種類のうち、1種類の減薬を少量ずつ始める。
減薬中に、日中の精神症状や睡眠などに変化があったときは、一時的に内服量を戻すなど、微調整をおこなった。
また、減薬で予想される症状が起きないよう、前もって脳細胞を構成する栄養素量を通常より多く補完するなどした。

 


来院6か月頃
1種類の薬は来院半年で内服する必要がなくなり、2種類のまま経過を観察。
腸内環境も改善してきたため、ビタミンやミネラルを高含有量で処方していく。
仕事で多忙な時期や月経、季節による心身の不調などはあるものの、以前よりも自分で感情のコントロールや不調時の調整ができるようになってきている。
また、顔色も初診時より数トーンも明るくなり、体調がよくなってきていることをスタッフからみても分かるほど大きく改善した。
忙しくて食事が作れない時もあったため、料理に使えるミネラルやプロテインの活用もすすめた。
調子が落ち着いていたため、残り二種類のうち、1種類の減薬も少量ずつ始める。
減薬時には、前回同様に脳細胞を構成する栄養素量を多く補完するなどの調整した。

 

来院7か月~12か月
長年内服していた薬の減薬指導を断薬に向けて始める。
長い間、薬に頼っていたこともあり、本人も減薬には心配気味ではあったが、
焦らず、体の状態を確認しながら減薬をすすめた。
ホルモンバランスの影響で不安感などが強くなる日もあったため、ビタミンやミネラルをベースに、女性ホルモンに働きかけるサプリメントも活用し、体の負担を減らすよう努めた。
日常では、患者さん自身が汗をかくよう意識したり、呼吸法の改善のためヨガに通うなど、食事だけでなく、体や生活面も整えるよう心がけられていた。
結果、来院から2年後すべての薬を飲むことがなくなった。
そのころには、以前あった精神症状はもちろん、月経トラブルや頭痛、肩こりもなくなり、顔色などもよく、常に体の調子が良くなった。



投稿者: 医療法人社団一友会

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