欧米では「食べるプラスチック」「狂った油」と呼ばれているトランス型脂肪酸。米食品医薬品局(FDA)では、トランス型脂肪酸の規制を行い全面禁止に乗り出していますが、日本は表示も規制もない野放し状態が続いています。トランス型脂肪酸は天然の植物油には殆ど含まれませんが、水素を添加して硬化させる過程(自然界では存在しない形態となる)で発生します。マーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどに多く含まれます。
【油の摂り方】
良い油を日々摂ることが大切です。魚油や亜麻仁油、エゴマ油、クルミなどに含まれるn-3系脂肪酸を摂りましょう。またオリーブオイル、アボカド、アーモンドなどに含まれるn-9系脂肪酸もお薦めです。これらは細胞膜を柔らかくして栄養の吸収を高めたり、ホルモンバランスを整え、心の柔軟性にも役立ちます。更に肌の潤いや弾力、ツヤを与える効果も!油は鮮度が良い物が良く、摂取の際にはビタミンC・Eを一緒に摂ると効果的です。
【トランス型脂肪酸摂取による健康被害】
・悪玉コレステロールの上昇 ・動脈硬化 ・心臓疾患 ・ガン ・免疫機能低下 ・認知症 ・不妊 ・アレルギー ・喘息 ・アトピー ・クローン病 等
ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.15 掲載記事