クリニックニュース

2019.10.30更新

今回は、自律神経の乱れが1つの要因とされているメニエール病について
取り上げてみたいと思います。

メニエール病とは・・・

メニエール病は、回転性のめまい発作や吐き気が突発的に起こる疾患で、
「 めまい・耳鳴り・難聴」が特徴的な症状として診られます。
また、耳がふさがったような耳閉感などを併発することもあります。
めまいの頻度は人により様々ですが、発作を繰り返す毎に徐々に聴力が下がって
いく場合があります。

 
◎ 回転性めまい
ぐるぐると回る様なめまいが突発的に起こり、数十分から数時間続きます。
 
◎ 耳鳴り
キーン/ブーン/ザザーッという様な耳鳴りが起こります。
 
◎ 難聴 
初期段階では低音の難聴が多く、すぐに改善することが多いようです。
発作を繰り返す場合は、高音も聞こえにくくなったり、徐々に難聴が
進行していきます。

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メニエール病の原因は・・・

内耳にある蝸牛(かぎゅう)の中にリンパ液が過剰にたまる"内リンパ水腫“がメニエール
病の発作を引き起こすと考えられています。
なぜリンパ液がたまるのかは、はっきりと判っていませんが、過労やストレス、自律神経
の乱れ、寝不足などが誘因になるのでは、と言われています。

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治療法は・・・


メニエール病と診断されると、一般的には薬物療法による対症療法が行われます。
症状の内容や程度に合わせて、むくみ改善/血流改善/精神安定/自律神経調節等の
対症治療として内服薬が処方されます。発作が重い場合は、注射・点滴治療や
内リンパ嚢手術や内耳加圧治療等も行われます。
リンパ液がなくなることで辛かった症状が改善されると心身のストレスも解消
されますが、あくまでもこれらの治療は対症療法に過ぎず、根本的な治療では
ありません。

メニエール病の発作は、心身に負荷がかかり、疲労やストレスがたまると起こり
やすくなると考えられています。十分な睡眠とバランスのとれた食事をとり、生活の
リズムを整え、自律神経が乱れない様に、日頃からご自身で心がけることが大切です。
また、日常生活の中でリラックス出来る環境づくりやストレスが出来るだけたまらない
対策を立てていくことも必要です。

ナチュラルクリニック代々木では、毛髪検査のデータに基づいて、栄養面から自律
神経を整えていきます。
めまい等の症状を引き起こす一因にミネラル不足が考えられますので、データ内で
過不足が診られる栄養素は、食事と併せてサプリメントで重点的に補完を行います。
また、腸内環境の問題が自律神経の乱れに繋がるケースも多く、消化力やストレス、
便通や腸内細菌叢の状態などを確認しながら治療を進めていきます。

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★ナチュラルクリニック代々木★

2019.10.07更新

当院に来院される患者さんは様々な症状の方が来院されますが、
中でも最近多い症状の一つが起立性調節障害です。
今回はこの症状について、主な原因と併せ、栄養療法で改善する方法をご説明します。 


起立性調節障害とは?
一般的な症状としては、
・たちくらみ
・頭痛
・めまい
・動悸や息切れ
・朝になかなか起きれない
・疲れやすい
・乗り物酔いがしやすい            などが挙げられます。

「朝は起きにくく、午後になると少しずつ動ける様になる」
というケースが多く診られます。

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発症時期は?
発症時期に関しては、思春期が多く、
これは、成長が進み身体の変化が起こり易いことが挙げられます。
身体のバランスだけでなく、思春期で繊細な時期であることで精神的なストレスから、
自律神経の働きに影響を与えていると考えられます。
さらに、体調の悪さを周りから理解されないことで症状の悪化を助長し、
不登校や精神疾患に繋がるケースもあります。


主な原因について
起立性調節障害とは、循環器系の調節に不調が現れる
「自律神経の乱れ」から起きる症状の一つです。

自律神経の働きについてはこちら にある通り、私たちが毎日体を動かす際に、
血圧や脈拍、消化、吸収など「私たちの意識とは関係なく機能している」神経です。

上記にあるように、起立性調節障害の患者さんでは
「朝が起きにくく、午後に少しずつ動ける様になる」という方が多くいます。
自律神経が整っている場合は、交感神経と副交感神経の両方がしっかりと働くため、
睡眠時には副交感神経が優位になり良く眠ることが出来ます。
また、起床後からは交感神経が優位になり、日中の行動を活動的にしてくれます。

しかし、自律神経が乱れている場合は、この切り替えに時間がかかり、身体の不調を招くのです。
 
また、自律神経は気圧による身体の変化も調整するため、天候で左右される方も多いのが特徴です。

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一般的な治療方法とは
●心理/環境面
まずは家族や学校関係者が症状の特徴を理解することが大切です。
周りが理解できず、本人に「なぜ」と責めてしまうことも
本人の心にストレスを与え、より症状を助長します。
既に症状が重い方は心理カウンセリングを行うなどのアプローチをします。

●生活面
日常の生活のおいて負担が少なくなる様、ゆっくりと起き上がったり、
長時間立ち続けることは避け座って休むなどの工夫が大切です。
また、規則正しい生活リズムを送るなどのアプローチをします。

●薬物療法
起床時に血圧を上げるような薬を処方するケースがあります。

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当院での治療方法とは
体質改善を行い、自律神経を整える治療を行います。毛髪検査 または必要に応じて
血液検査を行い、栄養素の過不足や身体のホルモンバランスなどを調べ、症状の背景を調べます。
結果に応じて、食事/日常生活のアドバイスを行い、サプリメントの摂取をスタートします。


原因となる症状
●機能性低血糖症
精製された糖質の摂取により、血糖値の乱高下を招き、
アドレナリン/ノルアドレナリンなどを分泌し、ホルモンバランスを乱す要因となります。


●副腎疲労
過剰なストレスや糖質の不適切な摂取、エナジードリンクなどの
カフェイン飲料の日常的な摂取により、副腎が疲労しホルモンバランスを乱す要因となります。


●自律神経の維持に必要な栄養素の不足
タンパク質やビタミンB群、ミネラル等や栄養素の吸収を担う細胞膜の状態を整える
レシチンやオメガ3などの摂取を行います。


●腸内環境の悪化
腸は自律神経の働きに大きく関わっているため、便秘や下痢などの症状がある際は、
改善を行います。また、小麦や乳製品への不耐状況によって、除去食を実施し、
状況によってカンジダ菌を除去します。


●潜在性鉄貧血
春期の方は既に月経が始まっており、鉄不足に陥っている方が多いです。
鉄はエネルギーの生成に関わるため、不足することで疲労感や倦怠感を招きます。

など様々なことが考えられます。その他、甲状腺機能なども要因の一つです。
当院では、これらの要因となる食事/生活を整える治療を行います。
患者さんお一人ずつに併わせてアドバイスを行うので、
お気軽にお問い合わせください。

 

★ナチュラルクリニック代々木★

 

 

 

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