クリニックニュース

2024.07.20更新

世界中で利用されている発酵食品。医学が発達していなかった昔、薬や滋養の高い食品として利用され続け、人々の健康を守ってきた食品です。腸内環境を良好にするには、様々な発酵食品を毎日食卓に並べ、少しずつでも摂取を続けることが大切です。

【腸内細菌について】
腸内環境は、腸内細菌である善玉菌と悪玉菌のバランスで決まります。腸内細菌は約500種類以上あり、数にして500~1000兆個、重さにして1.5kg前後と言われています。善玉菌は日本の伝統食である和食を好み、悪玉菌は動物性蛋白を非常に好みます。病気の人は悪玉菌が幅をきかせており、善玉菌が圧倒的に少なくなっています。悪玉菌優勢な腸内環境では、いくら良い栄養素を摂っても、殆ど吸収されずに排出されてしまいます。

【菌の種類と含まれる食品】
乳酸菌…味噌、醤油、キムチ、チーズ(乳製品)、テンぺ、ザーサイ、サワークラフト、シュールストレミング、キビヤック等
麹菌……味噌、醤油、米酢、豆腐よう等
酵母菌…ぬか漬け、パン、魚醤、くさや、しょっつる、いしる、ニョクマム、パゴオン、ナンプラー、パティス、キビヤック
酢酸菌…
納豆菌…納豆、臭豆腐

 

塩麹や醤油麹も発酵調味料です。またかつお節もコウジカビで発酵させた保存食です。この他、アンチョビやいかの塩辛も塩漬け発酵食品です。普段から納豆やぬか漬け、ピクルスなどを常備食として摂取することをお勧めします。

【腸内環境を整えるには】
食生活の改善が重要で、動物性脂質を減らし、食物繊維と発酵食品を摂ることが大切です。発酵食品は微生物が発酵を促している食品のため、腸内細菌の繁殖に非常に有効です。また同時に、善玉菌のエサになる乳酸菌生産物質やオリゴ糖などの摂取も必要です。腸内環境を整えることにより、有効な栄養素を体内へ効率良く摂り入れることができます。

 

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.9掲載記事

2024.07.10更新

 【奏】第2秘訣 音楽で癒しを(歌って演奏してリラックス)

音楽療法士による精神面での治療は、楽器を使って演奏したり歌を歌って身体を動かすなどの方法が積極的に取り入れられています。
カラオケなどを利用して自分の好きな歌を思いっきり歌うことは、ストレス発散の一つの方法といえるでしょう。
また、思いっきり大声を出せるのはカラオケならではの醍醐味でしょう。大きな声を出すことは、深く吸った息を長い時間かけて吐き出すという呼吸法になりますので、普段使わない腹筋を収縮させる運動につながります。
また、歌う時の緊張感や集中力、歌い終わった後の達成感や緩和感が脳の良い刺激となります。
そして、大きな悩みや苦悩があっても集中して歌うことにより、本来の自分の気持ちを忘れて没頭することが可能です。ひと時の間その悩みを忘れることができ、気分転換になるのです。
人間は悩みや困難なことがあると、そのことばかりに囚われてしまい、ますます気持ちが落ち込んでいく傾向にあります。そんな時には自分の好きな歌を口ずさんでみましょう。それだけでも気分転換になります。
音楽は好きだけど歌うのはちょっと…とためらう方には「演奏する」という発散方法もあります。
例えば、打楽器などの演奏はどうでしょう? 和太鼓の音などのように、腹の底に響くような力強い音の振動は、心臓の鼓動や生体のリズムと協和しエネルギーを与えるといわれています。和太鼓に限らず「演奏する」という行為は、現在の自分の状態を一時的に解放し曲を奏でることに専念できます。
一人での演奏でもいいのですが、何人かで集まって演奏するのも楽しいでしょう。
皆でリズムを取りながら、音で感情を表現し合ったり、響き合う和音を一緒に体感し、コミュニケーションを取ることが可能となります。一人で楽しむよりも数倍も満足感が達成できるでしょう。
要はカラオケでも演奏でも、自分の好きな曲や音楽を、自分自身が発することによって、一時的に現実の自分から逃避し、ストレスの解消ができるという訳です。
音楽が好きならば聴く癒しだけでなく、自分で奏でる発散方法も是非取り入れてみましょう。

ピアノ

ナチュラルクリニック代々木    ※クリニックニュース Vol.8 掲載記事

 

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