クリニックニュース

2024.09.10更新

【香】第4秘訣 アロマテラピー効果

アロマテラピーとは植物から抽出した様々な香りで心身を癒し、自己治癒力を高める療法のことを言います。人間には5つの感覚(視覚、臭覚、聴覚、触覚、味覚)がありますが、この5感の中でも臭覚だけが人間の大脳辺縁系、つまり古い脳を活性化する作用があると言われています。香りを持った天然の植物から抽出されて作られた「エッセンシャルオイル」は、約200種類程あり、それぞれに特徴や効能が違いますが、ストレス解消の一助となります。代表的なエッセンシャルオイルを紹介します。

【エッセンシャルオイルの種類】
・イランイラン…甘く濃厚な香りは鎮静作用があり、気分を安定させる働きがあります。
・カモミール…フルーティーな青リンゴを思わせる香りは、消炎・鎮痛作用があり、深い眠りを誘います。特にジャーマンカモミールに含まれる「アズレン」には抗炎症作用があり、緊張感やいらだちを抑え、リラックスさせます。
・コリアンダー…フレッシュでスパイシーな香りは香辛料としても使われています。気持ちに活力を与え、強壮作用があります。
・サンダルウッド…ウッディでオリエンタルな落ち着いた香りは、瞑想時にも最適です。神経の緊張を和らげ、鎮静作用があります。また催淫効果もあります。
・シナモン…ほんのり甘いスパイシーな香りは精神全体を調和します。疲れて衰弱している状態の時には効果大。前向きに取り組めるパワーを与えると言われます。
・ジャスミン…エキゾチックな甘く優雅な香りは、不安な気持ちを鎮め、自信を持たせ、高揚感を生み出します。催淫効果のある伝統的な香りです。
・ジュニパー…針葉樹系のウッディな香りは、森林浴のような効果が期待できます。心を穏やかにし、集中力が増す香りと言われています。また空気を浄化する働きもあります。
・ジンジャー…スパイシーで温かい香りは、解毒作用や胃腸の調子を整える香辛料としても用いられ、感情を温かくし、自信と決断力を持たせる効果があります。
・ネロリ…オレンジとフローラルをミックスしたような上品な香りは、情緒の混乱を鎮め、自信を持たせる働きがあります。不眠症にも効果があり、精神をリラックス状態に導きます。
・ヒノキ…日本の代表的な木の香りヒノキは、さわやかな緑あふれる森を思い出させ、イライラした気分やストレスを緩和します。ヒノキチオールの抗菌作用は、気分を浄化し、リフレッシュ効果があります。
・ペパーミント…メンソールのすきっとした清涼な香りは、怒りを鎮め、冷静にする効果があります。眠気や疲労を抑えるので、リフレッシュしたい時にどうぞ。
・ライム…柑橘系の爽やかな香りは、免疫力を強化する作用があり、疲れた心を元気にして明るくします。
・ラベンダー…フローラルで清々した香りは、万能オイルとも呼ばれ、心身のバランスを整え、リラックスに導きます。思考を明晰にし、怒りや不安な気持ちを和
らげ、疲労を回復させます。
・ローズマリー…すっきりとした刺激のある香りは、脳細胞を活気づけ、頭脳の働きを明晰にし、元気づけてくれます。

アロマ

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.10 掲載記事

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