クリニックニュース

2025.03.10更新

【食】第7秘訣 食事でストレス回避(食べ方編)

イライラしたり、不安があったりと、精神状態が不安定な時には「食べる」という行為で発散している方もいらっしゃるでしょう。
ストレスに身を任せて我武者羅に詰め込むような食べ方は「暴飲暴食」といい、決してストレスの発散にはなりません。一時的には自分が抱えているストレスから逃避することができますが、過食になる恐れもあり健康を害することにも繋がります。また朝食や昼食を抜き、夕食をたっぷり取るようなまとめ食いや、時間に追われて早食いをするといった食生活も、身体にとっては良くないことです。ストレス発散に繋がる食べ方は、食事を美味しく楽しく食べること、つまり「快食」こそが心身のリラックスになるのです。国が定めている「食生活指針」にもあるように、食事を楽しくバランスよく、食塩や脂肪は控えめにしましょう。快食となる食事の取り方のポイントを掲載します。

★家族や気の合う友人と一緒に食事を
皆で楽しく会話を弾ませながらの食事は、心身ともにリラックス効果が高く、副交感神経が刺激され、食べ物の消化吸収を助けます。朝食や夕食だけでも家族団欒、皆で食事を取るように心がけましょう。

★良く噛んでゆっくり食べる
「一口30回噛む」という話を耳にした人も多いと思いますが、実はこの咀嚼にもリラックス効果に関係があるのです。噛むという運動は脳に刺激を与え、心を落ち着かせる作用があります。また満腹中枢を刺激しますので、食べ過ぎ予防にもなります。

★インスタント食品は避けて
添加物の多いインスタント食品や加工食品は、ビタミン、ミネラル、カルシウムなど神経にも作用する大切な栄養素が不足します。また塩分過多の恐れもあり、生活習慣病の引き金になる恐れもあります。お菓子やスナック菓子も油分、塩分、糖分が多い食品です。出来る限りこういった「便利食品」は避けるように心がけましょう。

★朝食をきちんと食べよう
一日の始まりである朝食は、心身を目覚めさせる一番の方法です。朝食を取らないまま活動し始めると、睡眠中に消費した栄養素が補給されないため、精神状態を不安定にさせる原因に繋がります。また朝食をきちんと取ることによって起床時間も自ずと定まり、規則正しい生活が送れるようになります。逆に夕食を軽めにすることで安眠しやすい環境を作れますし、起床時にお腹が空きますので、朝食をきちんと食べる習慣にもなります。

★日本人には和食が一番
最近は、肉類を中心にした欧米型の食生活が多くなっています。「一汁三菜」を基本とした和食中心の食生活を心がけましょう。魚や野菜類を中心とした食生活は、低カロリーであり、必要な栄養素を十分に補えます。外食時も和食を選ぶようにすれば、必然的にバランスの取れた食事に繋がります。

★野菜をたっぷり食べましょう
厚労省では、野菜の摂取量の目標を成人で一日350g以上としています。この目標を達成するには、野菜に熱を加えて調理し、かさを減らすと量を多く食べられます。野菜はビタミンやミネラル、食物性ンなどを豊富に含んでおり、私たちの健康の維持増進には欠かせない食材です。毎日の食卓に、スープや旬の野菜メニューを意識的に取り入れましょう。

★旬の食材を利用する
日本には四季があり、その時期に旬として店頭に出回る野菜や魚、果物があります。旬の食材は値段も安いですし、栄養価にも優れています。最近ではハウス栽培も盛んで、一年中店頭に出回る食材も多くなり、旬を感じにくい現代ですが、私たちの体にとって旬の食材が持つ栄養の効果は目を見張るものがあります。夏バテ防止、また冬に向けての寒さに対抗できる身体づくり等、それぞれの旬の食材が、その栄養素を十分に含んでいるのです。四季に目を向けて、積極的に、旬の食材を利用した献立を食卓に並べましょう。

食

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.13 掲載記事

 

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