お正月も終わり、あっという間に節分の季節ですね!
鬼になったお父さんに向けて豆を撒くなど楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか?
今日はそんな「節分」についてお話します☆
~由来~
節分とは、「季節」を「分ける」と文字の通り、季節の分かれ目を表しており、立春・立夏・立秋・立冬の前日の事を指しています。
そう、実は節分は1年の内に4日あるのです!
ではなぜ、立春の前日だけを節分と示すようになったのでしょうか?
旧暦では、1年の始まりを立春と考えられ、最も重要視されていました。その為いつのころからか、
節分と言えば立春の前日を「節分」と示すようになりました。
立春が「新年」と考えられると、節分は「大晦日」にあたります。その為、これから始まる新しい1年を不幸や災いのない1年になるように、と願いを込めて行われるようになりました。
今でも大晦日の前には、大掃除などしますよね。
新しい年に向けて気持ちよく過ごせるようにと、新年を大切に思い気持ちは今も昔も変わらないのですね(^^♪
~豆まきの意味~
立春の節分に豆をまく習慣は「追儺(ついな)」と言い中国から伝わりました。
日本では706年の奈良時代、宮中行事として初めて行われ、江戸時代頃から庶民の間でも定着したようです。
日本では昔から穀物や果実には「邪気を払う霊力」があるとされ、豆をまく事で豆の霊力で邪気を払うと考えら、豆をまくようになりました。
また鬼の目を表す魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけてて鬼を退治する(魔を滅する=魔滅)と言う語呂合わせの意味もあるようです。
~正しい豆まきのやり方~
①炒った豆を使います‥撒いた豆から芽が出ては縁起が悪い為、必ず炒った豆を使います
(市販されている福豆はほんどが炒った豆です)
②豆まきは夜に行います‥鬼は夜にやってくるとされていた為です
③豆をまくのは一家の主‥本来はその家を預かる家長の役目ですが、その年の年男年女や厄年の人がいる場合には、その人がまくのが良いとされています。その干支に生まれた人は縁起が良く、厄年の人は厄払いの為に豆まきを行うと良いとされています
④「鬼は外!福は内!」と豆をまく‥家の玄関や窓を開けて「鬼は外!」と豆をまき、鬼が戻らないようにすぐに戸や窓を閉めてから「福は内!」と家の中にまきます。
⑤最後に豆を食べます‥豆をまき終わったらその豆を、1年の厄除けを願い、自分の年齢より1粒多い豆(数え年分)を食べます。数が多くて食べきれない時は、福茶を飲む方法でも良いそうです。
地方によっては異なる様々なやり方があり、現在では昔ながらの豆まきをする家庭も少なくなっていますが、今年は家族の無病息災を願い行ってみてはいかがでしょうか♪