漢方では滋養強壮剤として用いられてきたかぼちゃ。冬至にかぼちゃを食べる習慣がありますが、ビタミンが豊富で保存のきくかぼちゃを摂ることで、寒い冬を健康的に過ごす先人の知恵と言えます。黄色の部分に含まれるカロテンは、過酸化脂質の防止や皮膚の免疫向上に役立ちます。またビタミンEは野菜の中では含有量が最高で、血行を促進し活性酸素を抑えます。欧州では腫れ物、化膿を治す民間薬として用いられています。
【かぼちゃと豆乳のスープ】消化吸収が抜群♪認知症予防に最適♪
<材料>
・かぼちゃ(1/4個)
・豆乳(300cc)
・天然だし(大さじ1)
・塩&胡椒(適宜)
・お好みでオリーブオイル少々
<作り方>
1. かぼちゃは一口大に切って柔らかくゆで皮を除く。
2. 全ての材料をミキサー等に入れて混ぜる。
3. 鍋に移して弱火にかけ、胡椒少々で味を整える。
4. お好みでオリーブオイル少々をたらすとカロテンやビタミンEの吸収を良くします。
【かぼちゃと糸昆布の煮物】成人病も予防するおふくろの味
<材料>
・かぼちゃ(1/4個)
・厚揚げ(1枚)
・糸昆布(20g)
・天然だし(大さじ1)
・醤油・みりん
・酒(各大さじ1)
・生姜(1片)
・塩少々
<作り方>
1. かぼちゃは一口大に切り皮はしま状にむく。
2. 厚揚げは湯通して2㎝のさいの目に切る。
3. 糸昆布は食べやすい大きさに切って水に浸す。
4. 鍋にかぼちゃを入れてひたひたの水とだしを入れて煮る。五分通り火が通ったら厚揚げと生姜、糸昆布を加え、更に調味料を入れて弱火で煮詰める。
※ヨードやカルシウム、食物繊維が豊富な昆布。タンパク質、カルシウム、鉄、カリウム、不飽和脂肪酸が豊富な厚揚げ。それらにかぼちゃを組み合わせた煮物は、ガン予防だけでなく、成人病や便秘、風邪の予防にも効果があります。