クリニックニュース

2025.12.20更新

 便の色を毎日チェックすることで、健康状態を知るとともに、病気の早期発見や予防にも役立てることができます。また便の色だけでなく、便の臭いや形状、硬さなども、腸内環境の状態を推測する上で重要な要素となります。「お腹の状態は健康のバロメーター」と言われますが、腸内環境を把握することは、現在の健康状態を知る手掛かりとなるのです。

【腸内環境が便の色を決める】
 腸内に生息する善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌のバランスによって大きく変化します。便の色は腸内が酸性、アルカリ性のどちらかに傾くことにより変化し、腸内が善玉菌優勢の弱酸性の状態は、便の色は黄色に近づきます。逆に悪玉菌の多い状態は、腸内に腐敗物が作られ、アルカリ性に傾きます。アルカリ性に傾いた腸内環境では、便の色がどんどん黒ずんでいきます。便の色で腸内環境の状態を把握し、悪玉菌の繁殖を防ぐような食生活を送ることが大切です。

 便の色

【悪玉菌、善玉菌、日和見菌(中間菌)の関係】
 善玉菌と悪玉菌のバランス(腸内フローラ)が不安定になった時に勢力を伸ばすのが日和見菌(中間菌)です。日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のうち、優勢な菌と同じような働きをもつ性質があります。腸内フローラのバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、悪玉菌として働きはじめます。そのため善玉菌が優勢になるように常に腸内バランスを整える必要があります。
 善玉菌は、健康維持や生命活動に必要な物質を産生し、ビフィズス菌や乳酸菌、納豆菌、酵母菌、麹菌がそれに当たります。またビタミンやホルモンの産生、消化吸収、脂質代謝、免疫の活性化、感染防御、腸の蠕動運動なども担っています。
 悪玉菌は腸内で有害物質を作り、腸壁の細胞を長い年月をかけて傷つけていきます。それが続くと癌を引き起こしたり、肝臓を弱らせたりすることに繋がります。肝臓機能の低下によって解毒が間に合わなくなると、有害物質は身体中に回ってしまいます。これが生活習慣病や老化の原因となります。また悪玉菌は腸内をアルカリ性にするので、免疫機能を下げるような状態を招きます。さらに悪玉菌が優位に立つと、おならが臭くなったり便秘が起こります。つまり長い期間、悪玉菌が優勢の状態は、私たちの身体には多くの悪影響が及ぼされてしまうのです。

 しかし、悪玉菌は決して不要な菌ではありません。それは善玉菌が悪玉菌と戦うことで、その効果を発揮してくれるからです。悪玉菌がゼロになればいいわけではなく、バランスが大切です。腸内だけに限らず、身体全体を健康に保つために大切なことは、善玉菌が優位に立つように腸内のバランスを整えることです。悪玉菌はいても、それ以上に善玉菌がいるという腸内環境を保つことが健康維持に繋がります。

【腸内環境を改善するために】
 乳酸菌や食物繊維を多く含んだ食事の摂取、ストレスのかからないような生活スタイル、睡眠不足を防ぐ、適度な運動など、心身共に健康的な毎日を送ることが望ましいでしょう。
 また、ヒトの健康に不可欠である「乳酸菌生産物質」を作るのは腸内細菌です。ヒトの腸内には100種類以上100兆個の腸内細菌が生息し、バランスを保っています。人間の細胞が60兆個ですから、ヒトを形成している細胞よりも多く、重量としても1kg以上もあります。それら腸内細菌のうち、善玉菌といわれるビフィズス菌などの細菌がつくる代謝産物が「乳酸菌生産物質」であり、ヒトの健康に必要不可欠な物質です。乳酸菌だけでなく「乳酸菌生産物質」の補完も腸内環境の改善には大変有効です。また善玉菌の餌になるオリゴ糖(バナナや大豆、アスパラ、タマネギ、ゴボウなど)が含まれている食材も積極的に摂り入れましょう。

腸内バランス

ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.27 掲載記事

 

 

2025.12.10更新

 老化を促進する要因として「糖化」が注目されています。糖化とは、食事などによって摂り込まれた糖のうち、エネルギー源として代謝されなかった余分な糖質が、体内のたんぱく質と結びついて、細胞などを劣化させる現象を言います。特に急激に血糖値が上昇したり、血糖値の高い状態が続くと、糖化反応が現れます。更に糖化が進むと、老化促進物質である糖化最終生成物(Advance Glycation End Products : AGEs)が作られます。AGEsは分解されにくい性質を持っているため、体内に蓄積されると様々な疾病の原因となり、全身の老化を進めることが判っています。
 例えばホットケーキのように、たんぱく質を多く含む牛乳や卵に砂糖を混ぜて焼くと、こんがりきつね色になります。このようなたんぱく質と糖によって起こる変化が「糖化」です。同じことが人間の体内で起きると、様々な現象を引き起こします。糖化によって肌のハリを保つコラーゲン線維が破壊されると、肌は弾力を失い、また糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着すると、シミやくすみの原因となり、老化が促進されます。同じことが血管や内臓に影響を与えると、血管壁に炎症が現れ、動脈硬化のリスクが高まります。その結果、心筋梗塞や脳梗塞などを招く結果となります。更には骨では骨粗鬆症、目ではドライアイや白内障、網膜症のリスクが高まり、またアルツハイマー病との関連も指摘されています。このように「糖化」は「病気」の大きな原因となっています。
 糖化したたんぱく質は、一度生成されると分解されず、増え続けるという恐ろしい性質を持っています。私たちの体は、食べ物の炭水化物を分解→糖にして、エネルギーとして生きているため、常に糖化しやすい状況にあるのです。

【体内の糖化を防ぐには】
①食べる順番を意識して、糖化と血糖値の上昇を防ぐ
  同じメニューでも食べる順番を変えるだけで、糖化を防ぐことができます。食事によって糖を過剰に摂取してしまうと、体内にあるたんぱく質が次々に結合(糖化現象)してしまい、この糖化したたんぱく質が体内に留まると、細胞が働かなくなり、老化促進に繋がります。また、食事で血糖値が上昇するのは、糖分を摂るからです。主食である炭水化物を先に摂ってしまえば、それに含まれているデンプン(糖質)により、血糖値が急激に上昇します。食べる順番を変えるだけで、血糖値の急激な上昇を防ぐばかりか、食べ過ぎ防止にも繋がります。
【食べる順番療法】
1.まずは野菜から…野菜(きのこ類、海藻類も含みます)のおかずを一番先に食べましょう。
2.次にたんぱく質…たんぱく質(肉、魚、大豆など)のおかずを食べましょう。
3.最後は炭水化物…ごはん(米、パン、麺類、芋類など)を食べましょう。
  ※米を発芽玄米にすると更に効果アップ。ゆっくり噛んで食べることも重要です。

 

②抗糖化栄養素を摂り入れる
1.糖の代謝を促進する栄養素…ビタミンB1、ビタミンB6、αリポ酸、CoQ10
2.AGEsを阻止する食べ物…生姜、シナモン、クミン、茶、黒胡椒、バジル、リンゴ、レモン、にんにく、オレンジ

 

③調理方法に気をつける
 たんぱく質と糖質を含む食材を加熱すると褐色になります。これが「メイラード反応」と呼ばれるもので焼き色の正体。この反応の過程で、体にとっての悪玉物質「AGEs」が大量に発生すると言われています。「焼く、炒める、揚げる」のではなく、「ゆでる、煮る、蒸す」調理法を選択することで、AGEsの発生を防ぎます。

 

④睡眠不足、過剰なアルコール摂取、運動不足は糖化を促進させる
 ビールや日本酒に含まれる糖質の含有量は相当の量があり、AGEsの増加にも繋がります。またアルコールを分解する際に ビタミンB1を大量に消費するので、慢性のビタミンB1不足に陥ります。また6時間以上の睡眠を摂る人とそれ以下の人を比べた場合、前者の方が皮膚に沈着するAGEs量が少なかったという研究報告があります。また適度な運動は、筋肉での糖の消費が高まるので、糖化反応を抑制することが可能です。

糖化ポスター

 

ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.26 掲載記事

 

2025.11.20更新

 現在、我国での一般的なガン治療は、手術療法、放射線治療、抗ガン剤治療の三大療法が主流です。これらは「局所療法」とも言われ、ガン細胞を狙い撃ちして排除することが目的です。実はこの「ガンの三大療法」は、人間の健康な細胞を壊死させてしまったり、免疫力を低下させてしまう可能性も否めません。ガンの部位…局所で捉えるのではなく、体全体で捉え、ガン細胞の増殖のメカニズムを断ち、体質改善を行いながら、免疫力に働きかける療法を同時に行っていくことも重要となります。

【ガン細胞は熱に弱い→身体を温め基礎体温を上げる】
 ガン細胞は39℃で停滞、40℃を超えると死滅し始めます。逆に免疫細胞は温度が上がると活性化します。この特性を生かして、体内温度を上昇させるアプローチが必要です。身体を温める食材を摂取すること、温熱治療を施すこと、自宅では頻繁に湯船に浸かり、ガンが住みにくい体内環境を作ることなどが必要です。


【ガン細胞は糖質(ブドウ糖)を餌にして増殖→糖質制限と高濃度ビタミンC療法】
 ガン細胞はブドウ糖を貪欲に好み、餌にして増殖します。その原理を利用、ビタミンC大量投与による点滴が有効となります。ビタミンCとブドウ糖の構造は似ているため、類似したビタミンCを積極的に摂り込みます。その後、ガン細胞の中で毒性のある過酸化水素を大量に発生しますが、ガン細胞には過酸化水素を消去する酵素(カタラーゼ)が乏しいため、ガン細胞を死滅に追いやります。正常細胞は酵素を持っているため、逆にビタミンCにより活性化されます。つまりビタミンCは正常細胞に害を与えず、ガン細胞だけを選択的に殺傷することができます。

 

【酸性体質→ガンが住みやすい環境 アルカリ性体質→ガンが住みにくい環境】
肉食や偏食、添加物の多い食品(加工食品、レトルト食品、コンビニ弁当など)などにより、酸性体質に傾くと、ガンにとって住みやい環境になります。酵素がたっぷりな新鮮な野菜や果物、栄養バランスの優れた雑穀などを摂って、アルカリ体質にするとガンは育ちにくくなります。 →ゲルソン療法、マクロビオテック食事療法など。

 フード2

【細胞を35%以上の酸欠に追い込むと100%ガン化する】
 Dr.オットー・ワールブルグ博士は、「細胞を35%以上の酸欠状態にすると100%ガン化する」ことを発見しノーベル賞を受賞しました。この原理を追求すると、細胞の一つ一つが酸素を大量に含んでいれば、ガン細胞の増殖を抑え、制止することが可能となります。

 <細胞へ酸素を送り込む> ①ガン細胞への直接攻撃 ②全身の酸素化によるガン細胞の成長抑制 ③免疫力の向上と調整

★野口英世(医学博士)「全ての病気は酸素の欠乏症である」

★ヘンダーソン博士(コロンビア大学教授)「ガンは一酸化中毒(血液の相対的な酸素欠乏)」

★小山内博(労働科学研究所所長)「ガン細胞は酸素が欠乏した細胞に増殖し、脳卒中、心臓病、動脈硬化、肝臓病、子宮ガン等の病気も酸素の不足が最大の原因である」

※深呼吸の習慣を取り入れて細胞隅々に酸素を送る習慣を作りましょう。また細胞膜を強化して、細胞内に酸素の供給を促していきましょう(細胞膜の強化にはK・リゾレシチン、体内の血流の促進を行い、身体の隅々にまで酸素を届けるにはオメガ3等が有効です)。また免疫力強化には糖鎖、細胞内にビタミンCを維持するためにリポソームビタミンCなども有効です。

 

ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.25 掲載記事

2025.11.10更新

 ビタミンB群の一つであるパントテン酸(B5)を1933年に発見した生化学者である故ロジャー・ウイリアムス博士は、細胞に十分な栄養を与えることで、体のあらゆる不調や精神的な疾患を治すことができると証明しています。それは、たった一つの栄養素が欠乏するだけで、私たちの身体は何らかの異常を発するということを意味しています。ロジャー・ウィリアムス博士は、細胞を健全に代謝させるために必要な栄養チームを「生命の鎖」と表現し、その種類は46種類(20種類のビタミン、18種類のミネラル、8種類のアミノ酸)であると謳っています。
  例えば、アミノ酸同士の相関関係だけでなく、その吸収や働きには、ビタミン類の助けが必要であり、またビタミンの吸収や働きには、ミネラル類が必要となる訳です。どれか一つ欠けても、鎖としての働きは失われ、細胞の病変に繋がります。

生命の鎖

  ※アミノ酸、ビタミン、ミネラルは、全て互いに関連し合い、代謝活動を行う。

<必須栄養素と非必須栄養素>
  体内で合成が出来ないため、摂取しなければいけない栄養素を必須栄養素、体内で他の栄養素を材料にして合成できる栄養素を非必須栄養素といいます。例えばアミノ酸ではトリプトファン、リジンなどは必須アミノ酸、セリンやチロシンは必須アミノ酸から合成できる非必須アミノ酸です。ビタミンとミネラルのほとんどは、必須栄養素です。必須栄養素が欠乏した時、その栄養素が受けもつ生理作用は機能しなくなり、何らかの欠乏症が起こります。ビタミンB1欠乏による脚気、ビタミンAでの夜盲症、ビタミンCでの壊血病、鉄欠乏性貧血などがよく知られていますが、実はビタミンやミネラルは、一つが多くの働きを兼ねているので、欠乏症は同時に様々な症状も引き起こします。例えばビタミンC欠乏では、歯茎の腫れや皮下出血などの壊血病の症状と同時に、貧血や腰痛、風邪をひきやすいといった症状が起こります。
  必須栄養素の数は生命の鎖では46種類と考えられていますが、非必須栄養素の合成も、過剰なストレスや不規則な習慣、食品添加物や農薬などの影響により体のバランスが崩れることで、体内における合成スピードが遅れてしまうので、サプリメントで効率良く摂取する必要があります。


<チームで働く栄養素…リービッヒの桶理論>
 ドイツの化学者リービッヒは、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものにのみ影響されることを唱えました。

桶

  たった一つの栄養素が足りないだけで、全体の働きや能力が低下、要は壊れた桶のように足りないレベルに合わせて能力が低下することを意味します。 一つの栄養素をサプリメントで補完するのではなく(単体摂取)、まずは様々な栄養素を摂取できる「複合栄養素(マルチ型)」のサプリメントを補完し、中でも特に不足している栄養素を、追加摂取することが、私たちの細胞には必要であることが判ります。 
  さて、自分自身がどの栄養素が不足しているか、足りているのかを確認するためには、どうしたらいいのでしょうか。
  それぞれの栄養素の特性を知り、自分の不定愁訴と比べて足りていない栄養素を見つけ出すことも大切ですが、当院で採用している毛髪分析では、自覚のない状態であっても、客観的にそれぞれの栄養素の過不足を数値でチェックすることが可能です。
  人間ドックや健康診断では、自分の栄養素がどの位なのかを知ることは不可能です。健康であっても、定期的に毛髪検査で栄養チェックを行い、不足しがちな栄養素を見つけ、食事の改善やサプリメントを利用することは、病気を未然に防ぐ一番の近道だと当院では考えています。

 ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.23 掲載記事

 

2025.10.20更新

認知症に最も深く関わるのは、毎日の暮らし方、つまり生活習慣が挙げられます。脳は「油の器官」であるため、特に毎日の食事から摂取する「油の質」が大切であると考えられます。食生活を中心とする毎日の暮らし方から、あなたの認知症の危険度をセルフチェックしてみましょう。

チェック

<認知症危険度チェック - 判定の目安>
★3点以下の人 
 生活習慣から認知症になる危険度は、今のところ低いようです。しかし、食生活の変化や加齢によって、リスクは高まります。現在の良い生活習慣を続けながら、油を変えるケアも取り入れ、早めに認知症予防を始めましょう。
★4~8点の人
 自覚症状がないまま、脳の萎縮などが進み、認知症予備群になっている可能性があります。油の摂り方をはじめとする食習慣、生活習慣を改善し、今から認知症予防を始めましょう。早く始めるほど効果が高いです。
★9~13点の人
 認知症予備群になっている可能性が高いです。今すぐ毎日摂っている油を見直すなど、リスク要因をできるだけ減らし、ボケない習慣を身につけましょう。油の摂り方の改善など、できるところから脳の機能を活性化させ、認知症の発症を防ぎましょう。
★14点以上の人
 認知症になりやすい危険な生活習慣です。栄養療法などに理解のある医療機関で検査、診断を受けることをお勧めします。同時に油の摂り方と生活習慣を変えて、今すぐケアを始めて下さい。

<認知症危険度チェック - 解説>
Q1 ファーストフード、コンビニやスーパーマーケットの弁当や惣菜には、摂り続けると脳の機能低下を招く油が多く含まれています。
Q2 工場で大量生産される市販のパン、菓子パン、菓子類には、トランス脂肪酸を含む油が使われ、頻繁に食べ続けると認知症や動脈硬化が進行します。
Q3 油を再利用すると、酸化した油を多く含む料理となります。それが体の中で活性酸素となって脳の神経細胞を傷つけます。
Q4 魚には認知症を予防する天然の油が豊富です。
Q5 ボケない脳を作るには、良質の油を摂ることに加え、体内の活性酸素を減らす抗酸化成分を摂ることが大切。抗酸化成分は野菜に多く含まれています。
Q6 インスタント食品やスナック菓子は脳の機能低下を招く油が含まれます。
Q7 同じ油でもオリーブ油や亜麻仁油には認知症を防ぐ脂質と抗酸化成分が豊富です。
Q8 コーヒーや緑茶には認知症予防となる成分が含まれています。但し摂り過ぎに注意。
Q9 マーガリンとショートニングにはトランス脂肪酸が大量に含まれています。
Q10 過食は肥満、メタボ、糖尿病(高血糖)を招き、脳の神経細胞にも悪影響を与えます。
Q11 お酒を多量に摂取し続けると、脳の萎縮に繋がります。
Q12 Q10と同様に肥満やメタボは認知症の危険要因の一つです。
Q13 糖尿病や高血糖は、認知症になりやすいという調査報告があります。
Q14 運動不足は認知症の原因の一つです。
Q15 睡眠不足や熟睡感が得られない状態が続くと認知症を発症しやすくなります。
Q16 喫煙は体内に活性酸素を発生させ、脳の神経細胞を破壊します。
Q17 過度のストレスは、コルチゾールなどのホルモン分泌が増え、神経細胞を攻撃します。
Q18 趣味や毎日の楽しみを持っている人は、認知症発症の確率が低くなります。
Q19 人との交流が多いほど、脳が活性化されて認知機能が高まります。
Q20 年齢を重ねても、脳は新しい刺激を受けると元気になります。

ナチュラルクリニック代々木   ※クリニックニュース Vol.22 掲載記事

2025.10.10更新

 食品添加物とは、食品が作られる段階で加えられる調味料、着色料、保存料等です。私たちが摂取する食品添加物の量は、一人当たり1日平均10gで、一年間に換算すると約4kgの摂取量となります。食品添加物は「発ガン性」「アレルギー性」「遺伝毒性」の3つの毒性があり、近年死亡原因の中でもガンが増えていることや、アレルギー患者が増えているのも食品添加物が関連しているのではないかと考えられています。現在、日本国内で使用が許可されている食品添加物は、約1500種類ありますが、動物実験による毒性のテストをクリアし、使用量が制限されているとはいえ、健康への影響がないとは言えません。後から危険性が明らかとなり、禁止された添加物もあります。また、複数の食品添加物を摂取した時の相互毒性については究明されていません。更には、すぐに毒性が現れず、何十年後あるいは子孫に現れる遺伝毒性の可能性もあり、食品添加物は未知の部分が多く危険なことは否めません。下記の例は、幕の内弁当に含まれる食品添加物の種類です。

お弁当

 

 「調味料(アミノ酸等)」は化学調味料を複合したもの

 スーパーやコンビニエンスストアの棚に沢山並んでいる加工食品やお菓子の殆どには、裏の表示を見ると「調味料(アミノ酸等)」と書かれています。これはいわゆる「化学調味料」のことで、合成された添加物をいくつか複合した「うまみ調味料」です。

「調味料(アミノ酸等)」と一括表示される食品添加物(56種類)
(1)アミノ酸:L-アスパラギン酸ナトリウム、L-アルギニンL‐グルタミン酸塩、グリシン、L-グルタミン酸ナトリウム、DL-トリプトファン、DL-トレオニン、L-バリン、L-フェニルアラニン、L-メチオニン、L-リシン塩酸塩(「調味料」と記載された添加物(アミノ酸に限る))、DL-アラニン、L-イソロイシン、L-グルタミン酸、L-テアニン、L-トリプトファン、L-トレオニン、L-ヒスチジン塩酸塩、DL-メチオニン、L-リシンL-アスパラギン酸塩、L-リシンL-グルタミン酸塩、そのほか、(2)核酸6種、(3)有機酸17種、(4)無機塩11種が一括表示となる。

 化学調味料は大量に摂取すると、味を感知する細胞「味蕾(ミライ)」を破壊したり、痛風を引き起こしたり、脳神経や成長ホルモン、生殖機能、甲状腺等にダメージを与えたり、精神的に不安定となり「キレる」「暴れる」等の原因にもなると言われている物質です。アメリカでは、ベビーフードなどに化学調味料を使うことは禁止していますが、日本で売られている加工食品の殆どに添加されている化学物質です。
 化学調味料を添加することで独特の「濃い味」になるため、それに味覚が慣れてしまうと、化学調味料なしの食品は「パンチが足りない」「なんか薄くて美味しくない」と感じるようになり、食品本来の味が判らなくなってしまう傾向にあります。
 また化学調味料は塩辛さを感じさせにくくする効果があり、知らず知らずのうちに味覚を麻痺させて、塩分の強いものを摂取する体質に変化させる恐れもあります。
 自炊生活を心掛けたり、食品の表記を確認して、できる限り化学調味料を避ける食生活に励むことが大切ですが、現代では化学調味料のないものを探すことは難しい世の中です。例え「害」となるものを摂取しても、体外に排出(デトックス)することができる体内環境を作り上げておく必要があるのではないでしょうか。

食品

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.21 掲載記事

 

2025.09.20更新

【色】第13秘訣 リラックスカラー

 最近では、色を用いて心身の内側から健康に導く「カラーセラピー」療法が注目されていますが、実は古代から世界各国で医術として行われてきた伝統のある療法です。日本では代替医療分野の一つとされていますが、イギリスでは色を利用した施術は、保険も適用される程、医療分野に進入しています。麻酔代わりにブルーライトを使う医療機関もあり、これは青には痛みを和らげる効果が高いことが解明されている結果です。色が人間に与える精神的作用は、思いの他大きいものなのです。
 例えば、冬には暖色系の温かみのある色、夏には涼しげな寒色系の色に人気があるのも、色の与える効果なのでしょう。また暖色系の色は、食欲を増進する色として、レストラン等でも応用されています。逆に寒色系、特に青色を用いると食欲が減退することで、ダイエットに効果があるといわれています。ダイエットしたい時にはテーブルクロスやランチョンマット、お皿などをブルーにすることがお勧めです。
 次に、色が人間に与える一般的な心理的作用を掲載します。

【赤(red)】血行を促進し、体を温め活性化させる色。興奮神経を刺激する作用のある色。
【ピンク(pink)】イライラした気持ちを静め、優しい気持ちに導く。肌を若返らせる色。
【オレンジ(orange)】楽しい気分にする色。食欲不振に効果があり、内臓機能を活性化させる。
【黄(yellow)】脳を刺激し学習意欲を高める。胃の働きや消化活動を助ける効果のある色。
【茶(brown)】筋肉の緊張をほぐす色(薄茶)。
【緑(green)】心身をリフレッシュさせ、ストレスを和らげる色。疲れ目にも効果有り。
【青(blue)】血圧や体温を下げ、安らかな眠りを誘う色。冷静に物事に集中したい時に有効な色。
【紫(purple)】脳の疲労や体の疲れなどを改善させる色。ヒーリング効果がある。
【灰色(gray)】心を癒す色。物事を公平に見る作用有り。
【白(white)】心を洗浄し、精神の高揚を鎮めてリラックスに導く色。
【黒(black)】重厚感、威圧感を与える色。寡黙で知的な印象を与える。

 それでは、ストレスを和らげる色とはどんな色でしょうか?
 色が与える筋肉の緊張の度合いを脳波で測定し数値化した「ライト・トーナス値」では、パステル色やベージュ色が、最も筋肉の弛緩を促し、リラックス状態に導くことが判明しています。リビングや寝室のような、一日の疲れを癒し、くつろぐ部屋のメイン色として、ご自分の好きなリラックスカラーを採り入れてみてはいかがでしょうか?

色

 ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.20 掲載記事

2025.09.10更新

 日本の精神科医療は諸外国に比べて、薬の多剤投与が非常に多く、主訴(本来の病気)による症状以外にも、薬による副作用で悩まれている方が多く見受けられます。神経症状に使われる薬は、脳内のシナプスによる神経伝達物質のコントールにも影響があるため、服用し始めると断薬することが困難になり、離脱症状で苦しむことで知られています。
 当院では、薬は一時的に症状を緩和し抑制するものであって、病気を改善し回復させることは困難であると認識しています。そのため「減薬」を行いますが、傷ついた細胞を修復し賦活させるために、栄養療法を施しつつ、薬の有害性を減免する必要があります。むやみに減薬や断薬を行いますと、ある程度抑えられていた症状が、逆に離脱症となってマイナス効果を生んでしまいます。減薬する以上、細胞に栄養素を補完するために細胞膜栄養療法(食事療法とサプリメント摂取)が必須です。段階的に減薬を行い、薬を必要としない状態まで体質の改善を行う必要があるのです。

減薬する上で必要なことは

 ① 病状の確認とその原因となる栄養素の過不足を見極めるため、毛髪検査を受ける。
 ② 食事療法と共に不足している栄養素の補完を行う目的でサプリメントを摂取する。
 ③ ある程度、症状が安定してきた段階で、減薬を開始する。
 ④ 定期的に毛髪検査を行い(症状が安定しているかどうか、栄養素の補完ができているか否か等)、状態が良い場合には更に減薬を進める。
 ⑤ 断薬に成功しても食事療法は続け、必要な場合にはサプリメントも摂取して、薬の必要がないコンディションになるまで体質改善を行う。

 また、自分が服用している薬については、その特長や副作用について、本人自らが熟知する必要があります。インターネットなどの情報サイトを使って、処方されている薬の添付文書を取り寄せてみて下さい。自分の症状が薬による副作用の可能性があるということも、確認できるでしょう。栄養療法を実施しないまま、薬の減薬を試みると、多くの場合には「離脱症状」で苦しみ、それに耐えきれず、更に薬を増量するような結果を生んでしまうこともあります。

 また断薬に成功し、病気が完治しても、以前の食生活や生活習慣に戻してしまうと、また同じ病を発症してしまう結果となります。
 自分の弱い所、不足しがちな栄養素は何か、何にストレスを感じるのかなどを自覚し、普段の生活でその対処法を実践しながら、体のコンディションを整え、薬を必要としない体を目指すことが大切ではないでしょうか。

薬

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.20 掲載記事

 

 

 

2025.08.20更新

 私たちの身の周りには、有害な細菌やウイルスが数多く存在しています。また健康な人でも体の中では、毎日のようにガン細胞が生まれています。それでも健康を保っていられるのは、「免疫システム」のお陰です。細菌やウイルスが侵入したり、がん細胞が発生したことを感知したら、それを攻撃して死滅させ、体外に排出するシステムが働いているからです。その免疫システムを担っているのが血液中の白血球です。白血球にはマクロファージ、顆粒球、リンパ球に分類されます。マクロファージは異物が侵入すると急行し、異物を食べて分解します。顆粒球は、比較的大きい異物を丸のみするのが得意で、リンパ球は、小さい異物を捕えるのが得意です。リンパ球はリンパ節で眠って待機しているので、出動までに時間がかかりますが、接着分子を分泌して異物を捕えて処理します。怪我をした時にできる膿や、風邪をひいた時に出る鼻水は、異物を分解した白血球の死骸です。リンパ球は一度やっつけた敵を「抗原」として記憶し、2度目の侵入には素早く攻撃態勢に入ります。
 さて、下のチェックリストを行ってみましょう。あなたがどんな病気にかかりやすいタイプかがわかります。桃色にチェックが多かった人は、ガン、動脈硬化、糖尿病などになりやすい「顆粒球」タイプ、青色にチェックが多かった人は、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患になりやすい「リンパ球」タイプに分類されます。

免役

 健康な人の白血球はマクロファージ5%、顆粒球54~60%、リンパ球35~41%ですが、ストレスを感じたり緊張したりすると、白血球の中の顆粒球やリンパ球の割合が変動します。交感神経が優位になり過ぎると、顆粒球が増え、副交感神経が優位になり過ぎると、リンパ球が増えてしまいます。こうなると健康には良くない状態となります。
 増えすぎた顆粒球は、自分の体を攻撃し、組織破壊を起こします。また顆粒球は死滅する時に活性酸素を出すため、ガンや胃潰瘍、糖尿病などの病気を引き起こす要因となるのです。リンパ球が増えすぎると、アレルギー疾患になりやすくなったり、血管が開き過ぎて低体温を招き、その結果、ガンになることもあるのです。
 一番望ましいのは、顆粒球もリンパ球も増えすぎず、自律神経のバランスの整った生活を送ること、そのためには、自分の生活習慣や性格、食生活など「生き方の偏り」を見直すことが大切です。

免疫2

 自律神経のバランスを整えるには、適切な食事や運動、入浴、深呼吸などが挙げられます。免疫システムを強化するためには、顆粒球、リンパ球の働きは重要ですが、それらの細胞が効率良く作動するために、細胞自体の能力を上げることも重要です。
 一つ一つの細胞に栄養素を送るためには、細胞膜を構成するリン脂質(レシチン)は欠かせない成分です。またいち早く情報をキャッチするためには、細胞の周りに存在する「糖鎖」も重要な働きを担っています。これらの栄養素をきちんと食事やサプリメントで補い続け、自律神経のバランスを図ることが、免疫システムを正常にし、病気から遠ざかる一番の近道となります。

 

ナチュラルクリニック代々木    ※クリニックニュースVol.19 掲載記事

 

2025.08.10更新

【+】第12秘訣 心の持ち方(プラス思考で)

人間は生きている限り、様々な物事に直面します。
対人関係、仕事、能力、生活面において、決断しなくてはならないこと、思考錯誤すること、ショックなことなど、精神状態を揺さぶられる物事に対処しなくてはなりません。
その物事の捉え方、考え方には2つのタイプがありますが、それがプラス思考とマイナス思考です。
例えば、会社で突然上司から異動命令があったとします。
マイナス思考の捉え方は、「どうせ自分は必要とされていないんだ」「自分は煙たがられているんだ」という気持ちが強くなり、精神的ストレスにつながっていきます。
逆にプラス思考の捉え方は「よし!違う部署を体験して自分の経験を深めるぞ」「これはチャンスなんだ。心機一転して頑張るぞ」という前向きな気持ちで、異動先でも意欲的に取り組むエネルギーに満ちています。要は逆境やピンチをチャンスに変える考え方です。
大きな失敗を犯したときに、
「済んでしまった事は、くよくよ考えても仕方がない。この経験を生かして次は失敗しないぞ!」とプラス思考で考えるか、
「何故、失敗してしまったのだろうか。どうしてなんだろう」と考え悩み、前に進めないマイナス思考の考え方とでは、精神的ストレスの度合いは違ってくるのです。例えどんなことが起きても、その中でプラスの要因を見つけ出し、気持ちを楽にするように努めましょう。
ここに、有名な格言をいくつか列挙します。物事の解決の糸口に繋がれば幸いです。

格言

ナチュラルクリニック代々木 ※クリニックニュース Vol.18 掲載記事

 

 

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